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「echoes」

坩堝、オルゴール、モーター、木材

サイズ可変

「echoes」は、七宝焼に欠かせない釉薬製造に用いられる坩堝(るつぼ)を再利用して制作したサウンドインスタレーションです。
坩堝とは、釉薬(ガラス)の原料を高温で溶かし合わせるための、陶製の素焼きの壺です。
1000度を超える炉の中で、色ごとに原料を溶かしては取り出す工程を何度も繰り返し、様々な色の釉薬が生み出されます。
坩堝は1~2週間ほどで使用できなくなる消耗品です。炉の火を止めると、内部にわずかに残った釉薬は冷えて固まり始めます。
そしてある瞬間、「ピンっ」という音とともにひび割れます。
冷めて安定するまでの間、何度もひび割れ、そのたびに高く短い音を響かせます。
そして音が止んだとき、坩堝は役目を終え、産業廃棄物となります。
本作では、役目を終えた坩堝を展示空間に配置し、かつて繰り返し響いていたであろうその音を再現しています。


場所 LOG
期間 2025年 6月7日−6月29日
展示全般の協力 LOGスタッフ皆様
展示協力 平山千昌
搬入出協力 山田美樹 永瀬二郎 渡部萌 
什器制作 AoMidori 
会場文章 小澤健太
写真 安齋朋恵